イイダコ釣りの船での仕掛け
船でのタコ釣りと言えば、マダコ釣りのイメージが強いですが、シーズンになると船でのイイダコ釣りも人気があります。
イイダコ釣りの船での仕掛けについては、次の2つがよく知られています。
<テンヤ仕掛け>
テンヤにラッキョウをセットして釣るという、ユニークな釣り方です。
イイダコは主に小さい二枚貝を食べるのですが、ラッキョウも白いということで貝と間違って食ってくるようです。
そのため、ラッキョウ以外にも、ネギの白い部分や豚の脂身などの白いものでも釣れます。
<スッテ仕掛け>
イイダコ専用のスッテが販売されています。
マイカ用のスッテを代用しても問題ありません。
テンヤとスッテでは、針の部分がまったく異なります。
テンヤは、大き目の針が上向きに2〜4個付いているだけですが、スッテは360度(180度のものあり)すべてに細かな針が付いています。
どちらが掛かりやすいのかは、一目瞭然です。
断然、スッテの方が掛かりやすいです。
スッテは、テンヤでは釣れない小さなイイダコまで釣れます。
乱獲を防止するために、スッテの使用を禁止している場所もあるぐらいです。
ただ、スッテは根がかりしやすいという欠点があります。
テンヤとスッテ以外の釣具は同じで構いません。
竿は、2m前後のシロギス竿やルアー竿、小物用の万能竿などがおすすめです。
オモリ負荷は、10号前後がよいです。
柔らかめの竿が使いやすいです。
リールは、小型のスピニングリール(1000〜2000番)または小型の両軸リールがおすすめです。
ラインは、PEの1号前後を巻いておきます。
リーダーは、フロロカーボンの2号を1〜2mぐらいにします。
テンヤは5〜10号、スッテを使用した場合の中通しオモリは5〜10号を使います。
スッテは、あまり大き過ぎてもよくありません。
5〜8cmぐらいのものが適しています。
イイダコの船での釣り方
テンヤ仕掛けもスッテ仕掛けも、釣り方はほとんど同じです。
まず、仕掛けを底に沈めます。
糸ふけを取ります。
後は、“底を小突いては止め”を繰り返すだけです。
できるだけ、テンヤまたはスッテが底から大きく離れないようにするのがポイントです。
イイダコが乗れば重くなりますので、しっかり合わせて緩めないように一定の速さで巻き上げます。
釣れなければ、小突く大きさや速さ、止める時間を変えてみます。
いろいろやってみて、その日もっともよく乗る誘い方を見つけます。
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